ALC壁に金属サイディングを張れるFS工法-FSレジン<反応性ホットメルト樹脂>はどのような樹脂(接着剤)なのか?


FSレジン<反応性ホットメルト樹脂>はどのような樹脂(接着剤)なのか?



 ホットメルト接着剤は、溶融状態で被着材に塗布して貼り合わせ、そのまま冷却することにより接着強度が発現する接着剤であります。接着剤の成分はすべて加熱により溶融するわけですから熱可塑性樹脂が使われます。したがって、再び加熱すると溶融しますから、耐熱接着性に欠けます。

 この欠点を克服するために考え出されたのが、反応性ホットメルト接着剤です。接着するときは融けて流れますが、接着後、時間経過とともに化学反応がすすみ、再び加熱しても溶融しないようにして耐熱接着性を与えるのです。

 仕掛けは、高分子の分子と分子の間を化学結合でつないで溶融しないようにするのです。架橋とか橋架けとかよぶ反応ですが「すだれ」と似たような構造になるのです。すだれは、細く割り裂いた竹や細い茎の葦(あし)などを糸でつなぎ合わせたものです。糸でつなぐ前は、竹や葦は自由に動かすことができ、ばらばらにすることができます。溶融状態では、分子一本一本が自由に動いてながれます。溶融接着後、竹や葦を糸でつなぐように、分子と分子を化学反応によりつなぐのです。いったんつなぎあわせますと、すだれの構造ができあがりますので、もうバラバラにすることはできません。加熱しても、分子はしっかりとつなぎ合わされていて流れませんから、耐熱接着剤となるのです。

 反応性ホットメルト接着剤は、末端に反応性の高いイソシアネート基を持っている分子量のあまり高くないポリウレタンが主成分になります。イソシアネート基は、空気中の水分と除々に反応して橋架け反応を起こします。すだれの出来上がりです。ホットメルト接着剤の高速作業性と橋架けによる耐熱、耐溶剤性を持っているスグレモノです。

引用文献 : トコトンやさしい接着の本 三刀基郷著 (日刊工業新聞社発行)




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