ALC壁に金属サイディングを張れるFS工法-公的研究調査のALC外壁の劣化現象レポート




日本建築仕上学会設置 ALC外壁補修工法研究委員会
実態調査WG 幡 祐司 委員報告


ALC外壁の劣化現象…要旨


  1. 市街地に建つALC外壁建物の劣化状況に関する実態調査を実施した。
      調査建物の総数 2,246件

  2. 本指針案が対象としない劣化現象には、地震、火災などの災害、設計、施工上の不具合、建具の不具合、躯体の挙動などに起因する劣化現象があり、これらの補修は、材料メ-カ-や建築業者との相談のうえで進めることになる。

  3. ALCパネルの劣化現象には、ひび割れ、かけ、浮き、鉄筋露出、表層脆弱化がある。

  4. 実態調査結果、ALC外壁建物の90%において、ALC建物には劣化現象が生じていないことが分かった。

  5. ALCパネルに劣化現象が生じている場合、そのほとんどはひび割れであり、これらの建物コ-ナ-部や開口部などのパネル目地付近(パネル外周から5㎝までの部分)に多く見られた。

  6. パネル取付用のボルト留め座堀りの埋戻し跡と思われる部分にもひび割れが見られた。

  7. パネルの欠けおよび浮きの発生件数は極めて少なく、鉄筋露出に至っては皆無である。

  8. 保守・保全がなされず、仕上げ材は消失する程度に劣化している建物では、亀甲状のひび割れが発生している場合やパネルの表層が脆弱化している場合もある。




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 なぜ?2,246物件の90%の建物に劣化が認められなかったか?

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